2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年の映画

結局今年は46本しか新作映画を観れてなくて、全然更新もしていなくて、いっそこのブログを止めてしまおうかとも考えたのだが、こうして見ると意外と面白い映画も多かった様な気もするのですな。という事で毎年「もう一回観てみたい」という基準で自分流ベス…

40.『アバンチュールはパリで』 シネカノン有楽町

仕事で10日間ばかり韓国に行っていたから、という訳ではないでしょうが、韓国映画が続いています。ホン・サンスの新作ですね。この人の作品はこれを含めて確か二本目ですが、気の抜けたコーラみたいな感触です。旨いと感じるか、不味いと感じるかは観た人次…

38.『母なる証明』 バルト9

これはもう出だしから「映画」でした。素人がやったら絶対にハズす・・という感じの難易度が高いショットからこの作品はスタートします。 色々と思い出すと、ジワーっと心に絡み付く様なシーンがたくさんある。それはこの映画の中で何度も出てくる水のイメー…

35.『空気人形』 バルト9

この作品が完璧な作品だとは思わない。いらないエピソードもある様な気もするし、それは多分そこが巧く映画に馴染んでいないからかもしれない。でも、ペ・ドゥナという女優を観ていると、それだけで「事故」なのだ、という気がしてくる。この女優が演じるダ…

33.『夏時間の庭』 バウスシアター

コレは面白い、というか久しぶりにヨーロッパの「大人の映画」。こういうのは絶対に日本では撮られない。良くも悪くも、もっと湿った話になってしまうのが日本映画だと思うし、大体こんなに地味な話では企画が通らない。もっと起承転結を脚本の段階で作って…

20.『愛を読むひと』 吉祥寺東亜興行

観るつもりはなかったのに、映画の日だし・・と思って観て大正解。この映画は「本を朗読する」という単純な行為を縦軸に、性愛、贖罪、歴史、と骨太なテーマを表現してゆく。原作も面白いと評判だが、監督が『めぐりあう時間たち』のスティーブン・ダルドリ…

18.レスラー  シネマライズ

プロレスはよく「やらせ」だと言われる。その辺りの事情も包み隠さずこの映画では語られている。段取りがあって、ドラマティックな展開が最初から用意されている。だからプロレスが本当の意味でスポーツか?と言われると非常に微妙なのだが、その辺りの事情…

2008年の映画

2008年の、あくまで個人的に気に入った映画。観た順番で並べてあります。特に順位なし。■『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』:血はティム・バートンの香水?! ■『人のセックスを笑うな』:結局二回観とるし・・ ■『かつて、ノルマンディーで…