2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年個人的ベスト

もうほとんど放置プレイが続いているこのブログですが、毎年のベストだけはあげておこうかと・・旧作含めて約80本ほど観ましたが、「もう一回観たい」という基準で選んであります。別に順位はつけませんが、既に二回観た映画も何本かあります。■『人生の特等…

27.『ファミリー・ツリー』 WOWOW録画

この映画の前後に『W座からの招待状』という枠番組がついていて、安西水丸と小山薫堂が対談をしている。(僕はこの番組が結構好きです)その中で小山薫堂が言っていたのだが、この映画の成功は多分にハワイというロケーションにある、と言っていたが、僕も本…

25.『先生を流産させる会』 WOWOW録画

ダメな所を言い出したらキリがないし、拙い部分はたくさんあるが、やはりコレは才能を感じた1本。 これは実際にあった事件からインスピレーションを得た映画だそうで、事件を起こした犯人像は男から女になっている。そこも面白いと思った。まだ女になりきっ…

24.『預言者』 早稲田松竹

今日までと知って慌てて早稲田松竹へ。学生時代からホントにココにはお世話になっています(笑) ジャック・オディアールは『リード・マイ・リップス』が好きで、何度も観ているが、今公開している『君と歩く世界』も良い映画。とはいえ、あれはマリオン・コ…

23.『孤独な天使たち』 シネスイッチ銀座

病気の為、映画から離れていたベルトルッチの復活第一作であると当時に、デビュー50周年作品。 彼の現場としては小規模かもしれないが、世界最高の才能が集まっている。これはやっぱりベルトルッチの才能に皆が引っ張られた、という事だろう。今でも冒険して…

20.『天使の分け前』 テアトル銀座

ケン・ローチの新作。非常に手軽に撮っている様に見えるが、やはり彼の感心は「社会問題」だと思う。 主人公の青年達は、社会の状況によって最下層の生活を送っている。その生活から抜け出したいと思っているし、最終的に抜け出す事に成功するのだが、その為…

19.『舟を編む』 バウスシアター

原作は未読ですが、非常に良く出来た作品。手堅く細かい演出を感じました。 キャスティングが素晴らしいです。松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、小林薫、加藤剛、八千草薫、黒木華(くろきはる)、誰もが収まるべき所に巧く収まっている。スゴく良い意…

17.『グッバイ・ファーストラブ』 イメージフォーラム

「フレンチ・フューメイル・ニューウェーブ」というフランスの女性監督(元女優の監督)特集の中の1本。 予告編で一番気になったこの作品を一番最初に観ましたが、今年の個人的ベストの1本でもあると同時に、「女の子フェチ映画」としては僕の中で10本の映…

10.『人生はビギナーズ』 WOWOW録画

ポッと時間が空いたので録画しておいたこの映画を観る。日本語の題名はちょっと判り難いと思うけど、面白かった。これといった大きな出来事がない物語なのに見せる。主役のユアン・マクレガーも良いが、競演のメラニー・ロランは凄く良かった。『イングロリ…

9.『愛、アムール』 バウスシアター

明日撮影なので、気合いを入れるために(?)1本観ておく。これは素晴らしいが、まったく参考にならないな。でもミヒャエル・ハネケのシンプルでいて厳しい演出には打たれた。最初妻の異常に気付くシーンでの、水道の使い方!徐々に悪化してゆく妻の表情。…

6.『人間蒸発』 かもめ座

レンタルスペース・ニューロカフェが行なっている「真眼塾」というワークショップから派生した上映会。この映画の撮影を担当した石黒健治氏と録音兼製作進行を担当した武重邦夫氏とのトークショーがあり、非常に興味深く観た。DVD上映だったのが、ちょっと残…

(再)『雪の断章 -情熱-』 ユーロスペース

行くかどうか迷っていたが、行って良かった。ソフト化されていない事もあって、僕も観たのは公開時以来だから28年ぶり!?いや〜歳が判るね。意外と覚えているもので、やはり若い時に観た映画は忘れない。上映後に主演の榎木孝明氏と榎戸耕史監督(当時、助…

3.『テッド』 吉祥寺プラザ

小さい頃に貰ったぬいぐるみに魂が宿っていて、それがそのままアダルト・チルドレンの象徴となっている、という設定は面白い。彼女に自分をとるのか?ぬいぐるみをとるのか?と迫られ、大人になる事をとろうとした主人公だったが・・という話はあまりにもリ…

2.『ふがいない空を僕は見た』 バウスシアター

不妊症でコスプレ好きの主婦が、高校生と恋愛関係に落ちて・・・という所までが予告編で判っていたので、どうするのか?と思っていたが、意外と深いテーマがあり、面白かった。この話は「生」と「性」を巡る哀しき人間の物語だ。 子供が欲しくても産めない主…

1.『人生の特等席』 銀座シネパトス

最終日という事もあって観に行く。この映画はイーストウッドが演出はしていないが、もはや存在そのものが映画のアイコンたるイーストウッドが出演している、というだけで彼の映画になっている。 でもイーストウッドが演出した時ほど毒気はない。それが良いか…