2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

79.『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』 ユーロスペース

この所映画を観ていて寝る事が多いのに、コレは寝ませんでした。 と、言ってもとりわけ物語が面白い訳ではありません。何か特別な事が起きる訳でもありまへん。シングル・マザーがいて、息子がいて、そのベビー・シッターがいて・・・といった「日常」が淡々…

78.『ダーク・ナイト』 渋谷シネパレス

またまた相当寝ていましたが、なかなか立派な作品だと思いますよ。ビジュアルはもちろん相当なクオリティ−ですが、感心したのは脚本。今のアメリカの現実を取り込みつつ、しっかりとした骨太なエンターテイメントに仕上げている。クリストファー・ノーランっ…

77.『イントゥ・ザ・ワイルド』 テアトルタイムズスクウェア

「若さ」というものが「彷徨う」という事と同じ意味だとするならば、この主人公はまさに「彷徨」の象徴でしょう。彼は何かを得ようとした訳でもないし、実際に様々なものを失ってゆく。そして最後には若くして自分の命さえ失ってしまう。けれども、どんな人…

76.『グーグーだって猫である』 バウスシアター 

同名の原作をベースに、様々な大島ワールドを取り込んで展開させたオリジナル映画、という感じ。でも脚本は割と良く出来ていると思う。大島ファンなら、あのエピソードはあの短編から、みたいな隠し味も楽しめる。確かに『8月に生まれた子供』とか大島弓子…