2011-01-01から1年間の記事一覧

2011年個人的ベスト

メモを見ると2011年に観た映画は40本ちょっと。毎年段々減ってゆくな〜。それでも個人的に気に入った映画をメモっておきます。特に順位は決めません。もしDVD鑑賞の参考にでもなれば・・・■『しあわせの雨傘』 フランソワ・オゾンの映画では一番笑える映画!…

35.『エンディングノート』 新宿ピカデリー

結局映像っていうのは何を撮ってもドキュメンタリーであり、フィクションですからね。あのナレーションは善し悪しだとは思いました。ナレーションっていうのは「誘導」としては一番簡単な方法で、だからNHKの番組とかに代表されるテレビっていうのは話すラジ…

28.『監督失格』 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

「映画は《死神が仕事をしているところをとらえる》唯一の芸術だ。」そう言ったのはジャン・コクトーだそうだ。撮影者も、演者も歳をとっている最中で、いずれは死ぬ事になる。だからその時、死神が仕事をしている瞬間が撮影されている事になる・・このコク…

22.『SUPER 8』 吉祥寺東亜興行

今時映画も写真もフィルムで撮られる事は少なくなってしまった。かく言う僕の仕事でもフィルムで撮られた作品はない。それが悔しくて趣味でやる写真は今でもフィルムで撮っている。 フィルムかデジタルか?という議論には市場的にはもう結論が出ている。若い…

17.『トゥルー・グリット』 バウスシアター

この物語の主人公でもあり、語り部でもある少女は復讐を遂げた瞬間に穴に落ちる。暴力を暴力で制した者は罰せられなければならない、そんなあまりにも判りやすい展開だが、不思議と白ける事はない。この少女の持つ好奇心が、僕たちの心を捉えて離さないから…

13.『キック・アス』 早稲田松竹

映画を観る時に何となく考えてしまうのは、「なぜこの映画がこの時期に撮られたのか?」という事だ。多分そこに深い意味はない。偶然と衝動とタイミングだけの問題なんだけど思うけれど、それでも優れた才能というのは、意識せずとも時代と呼応してしまうも…

10.『ヒア アフター』 新宿ピカデリー

イーストウッド・ファンの僕としても、今回ばかりはちょっと斜に構えて観てしまった。なにしろ日本語で言えば『大霊界』である。日本映画だと丹波哲郎・・でもバックにスピルバーグが付いているイーストウッドがこのテーマに取り組むと、一応素直に観れてし…

写真展『残像』のお知らせ

このブログを読んで頂いている方が、どの位いるのかは知りませんが、ちょっとお知らせさせて下さい。趣味でやっている写真の個展を行います。1月13日から23日の10日間、新宿のM2 galleryという場所です。 瀬戸正人、森山大道、須田一政、石川直樹など日本を…

(再)『暗殺の森』 イメージフォーラム

この映画は20歳の時にテアトル新宿で観て以来、映画館で上映する度に観ている作品だけど、今もってその存在感は新鮮。何が新鮮だったのかその時の僕には良く判らなかったけれども、今は何となく判る。それは様々なジャンルがハイブリットされた映画の力を感…