51.『ダ・ヴィンチ・コード』 吉祥寺東亜興行チェーン

監督ロン・ハワード、脚本アキヴァ・ゴールズマンの
ゴールデン・コンビの超大作。
この二人でのコンビは『ビューティフル・マインド』
『シンデレラマン』に続く作品となる筈。
しかし、これは明らかに準備不足、製作期間不足の作品ですね。
さすがのロン・ハワードも世界的ベストセラーの映画化のプレッシャー
には堪えられなかった、という事なのか？？？

でもまあ、多分原作は面白いんだろうな、っていうのは分りました。
でも原作の情報量の多さを二時間に短縮するのはあまりにも
無理があった様な気がします。
何よりも残念なのは、キャラクターの詳細が分らないうちに
物語が進行してしまっている事だ。ミステリー映画の最終到達点
は謎を解く事だが、それにはあくまでも「生きた人間」が
謎を解く事が必要だと思う。
この映画にはそもそも「生きた人間」が出ていないのだ。