44.『ローラーガールズ・ダイアリー』 TOHOシネマズ シャンテ

IMAO2010-06-17

ブログの巡回ルートに入っているichinicsさん超オススメだし、何しろあのドリュー・バリモアの初監督作品だ・・これを観に行かない訳にはいかない!
インタビューでドリュー・バリモアは次の様に答えている。「私が人生で経験してきたことが生かせる時がきたと思ったの。自分の目で見て、学び、吸収してきたこと。その全てを感動の貯金箱に詰め込んできたわ。(中略)そして、この映画のために私はその貯金箱を壊して、床中に中味を広げたの。」
子役として大成し、その後一時はジャンキーになったりしたものの、今やハリウッドを代表する女優でありプロデューサーでもあるドリュー・バリモアは、映画はmotionがemotionを引き起こすものだ、という事を身に沁みて判っている。スポーツの身体性を通じて描かれるのは、家族の物語であり、1人の少女の物語であり、そして人間の成長の物語だ。そうしたテーマを肩肘張らずに、誰にでも判るエンターテイメントとして作り上げたドリュー・バリモアの監督デビューは、アメリカ映画の底力を感じさせてくれる嬉しいハプニングだ。
この映画の中で一番関心したのは、主人公の女の子がボーイフレンドと深夜のプールでデートするシーン。あれはロマンティックでいてエロティックで良かったです。ああいうのはやっぱり心が女の子でないと出来ません。実際にあれやったら大変だけど、それでいてちゃんと映画的な感じがするからね。どんなシーンかって?まあご覧あれ・・