89.『リード・マイ・リップス』他

  • 89.『リード・マイ・リップス』(再) ビデオ録画

『真夜中のピアニスト』がそこそこ面白かったので、ビデオで再見。
これやっぱり傑作だと思うんですけど。
構成といい、演出といい、かなりレベルが高い。
でもB級な臭いプンプン・・・・
大体、ヴァンサン・カッセルとエマニュエル・ドォヴォス主演
の映画なんて日本ではありえません。いくら演技巧くてもねー。
そういう意味でも良く企画通したなー、って感じです。

http://wwws.warnerbros.co.jp/sisterhood/index.html


ハイティーンの仲良し女の子4人の一夏の青春期。
まあ簡単に言ってしまうと、そういうお話。
一人一人のキャラクターが巧く描けているし、
爽やかで可愛い作品なのだが・・・
何というかキレイに出来すぎている感じがする。
それは「巧い」キレイさではなくて、毒がない、というか、
観た後に何か心にひっかかる様なモノが何も残らない、という意味。
脚本も巧いし、演技だってまあ充分なのだが、それ以上のモノがない。
映画って単にキレイなだけだとか、カッコ良いだけだとか、
可笑しいだけだとか、そういう部分だけで語れないのが非常に難しい。
何かそれ以外の付加価値がないと、
「映画」としての印象が残らないのだろう。
まあこの映画を薦めてくれたのは女の知り合いなので、
また女の人には違った印象があるのかもしれない。
今度ぜひその当たりを聞きたい。

余談だが出ている女の子の一人がダイアン・キートン
そっくりなんだが、どうも娘とかではないらしい。
いや、観ている間そればっか気になってしまって・・・