88.『ダニー・ザ・ドッグ』他

IMAO2006-08-20

■88.『ダニー・ザ・ドッグ』 WOWOW


これはリュック・ベッソン式『野性の少年』ですね^^
トリュフォーだとあれだけ崇高なテーマですが、
ベッソンにかかると、ほどよく下品なアクション映画になる。
でもさすがキャスティングは絶妙です。っていうか多分
そこからこの企画出来上がってると思う。
非常に大雑把な脚本をジェット・リーモーガン・フリーマンが救ってます。


映画は広い意味で「アクション=動作」で表現されるモノだ。
それは単に格闘シーンだけではなく「立つ」「歩く」「食べる」「笑う」
そういった細々とした「動作」の積み重ねを記録する事が映画の
醍醐味だと思う。そういう意味では当代きってのアクションスター、
ジェット・リーの動きを観ているだけで退屈はしない。
何しろ日本の女優さんの中には「立つ」事さえ出来ない人が
たくさんいるから・・・・って偉そーに言うな、俺^^


ジェット・リーはプロデューサーも兼ねているし、
やはりモーガン・フリーマン強力です。この人のお陰で映画の品格
が一段上がってます。惜しむらくは娘役のケリー・コンドン。
どう見たってリセエンヌには見えない、って!?


■89.『スーパーマン・リターンズ』 T-JOY大泉


オープニングのタイトルでは久しぶりにゾクゾク!
っと来たのだが、その後は映画の中の飛行機シーンの
様にやや失速気味・・・・
全体的にやや長いし、テーマもしぼり切れてない様な・・・
でも『Xメン』シリーズを蹴ってこの映画を撮ったブライアン・シンガー
の思い入れは判りました。
それにしても、こういうのを観てしまうとやっぱりサム・ライミって
上手なんだなー、と。ああ、アレを早く観たい!