80.『僕らのミライへ逆回転』 シネマライズ

IMAO2008-10-12

この映画を観て真っ先に思い出したのは知り合いのディレクターの事。彼とは専門学校の時以来の友人ですが、彼が高校生だったか中学生の時だったかに撮った8ミリ映画が、この映画でも登場する『ゴーストバスターズ』のリメイクなんですね。学生服を着た彼があの背負子みたいな機械を背負って、理科室で戦う姿はなんとも微笑ましいモノでした。でもそれをまさか本気で映画にしてしまったゴンドリーにも参りました。チープな様に見せていて実はプロ!な所が流石です。例えば、ジャック・ブラックが電流を浴びて、身体に磁気を帯びてしまった事を表現するのに、どうするか?彼は非常に簡単で分かりやすい方法をとります。ジャック・ブラックが登場する時に画面にノイズを走らせるんですね。でもコレって冷静に考えたらありえない話で、映画のウソです。でもこういうウソの巧さこそがゴンドリーの巧さかなー、と何となく考えながらも爆笑していました。
しかし、『ゴーストバスターズ』を撮ったアイバン・ライトマンの息子がもう映画監督になっていたりするから隔世の感があります。とまれ、K君元気ですか?