32.『ボックス』 新宿ピカデリー

IMAO2010-05-24

無茶苦茶王道な青春映画で、気に食わない所もたくさんある。でもそういうところも許せるくらいアツい映画。
市原隼人は決して好きじゃなかったし、暑苦しい演技は相変わらずだけど、それがこの映画には良く合っている。競演の高良健吾もイイ!谷村美月も今までで一番可愛い!香椎由宇の先生役はどうかな?とも思ったが結構ハマってる!出演者全てが良く見えるのも演出の力だろう。原作者も監督もプロデューサーもボクシング経験者だそうで、それだけにこの映画のボクシングシーンは今まで観たどのボクシング映画の中でも、相当リアルな感じがした。映画の最初の方ではあまりボクシングシーンを見せないが、そこにも狙いがあるのが、後半になると良くわかる。今時フィルムで撮っているのもうれしい。