6.『フライトプラン』 吉祥寺

IMAO2006-01-30

予告編を観た時から、どうやって結末を落とすのか?
と非常に興味があって観にいく事に。
しかも久しぶりのジョディ・フォスター映画ですよ!
たまに家で御仕事しながら『タクシー・ドライバー』
とか観ていると
子供の頃のジョディが頭の中に焼き付いていたりするので
何だか母親役のジョディっていうのも、
今ひとつ納得出来ないというか・・・・


それはそうと肝心の映画ですが結構よく出来てます。
この手の映画ですから、あまりネタばらしになる事は言えないのだが、
映画の半ばで制御コンピューターみたいなのが出てきた時は
「あ、これはひょっとして手塚治虫方式か?」とか考えてしまいました。
娘の記憶がコンピューターに移植されていて?みたいな・・・
なんて話だと多分M・ナイト・シャマランになってしまうので、
さすがにそういう事はなくて、意外と王道なお話に落としてました。
じゃ、なきゃジョディ・フォスター出演しないよな。


それにしても感心したのはカメラワークを含めた画作り。
密室劇なので、相当工夫して退屈させない様な画作りをしていて
どうやって撮ったのか判らない様な画がいくつもあったし、
冒頭のドイツのシーンから、非常に綿密に考えられたショットが連続した。
その全てが単なる遊びではなくて、この映画が謎解きである、という
暗示に満ちたカットなのだ。移動を含めた非常に難しいカメラワークは
多分撮影前に全てCGでコンテを作ってからの作業なのだろう。