ぴあ・フィルムフェスティバル 渋谷東急

IMAO2006-07-15

知り合いが出ている事もあって、
何年かぶりに『ぴあ・フィルムフェスティバル』に。
http://www.pia.co.jp/pff/festival/28th/index.html


*70.『Catchball With ニコル』

この作品の一番の魅力はやはり脚本の構成力でしょう。
上映後のティーチインで脚本家件プロデューサー件主演
(非常に自主映画にありがちな立場^^)
の服部竜三郎が言っていたが、ほぼ三週間位で書き上げた
脚本を監督と2人で詰めていったそうな。
個人的には妹のリアリティーには笑った、僕自身には
妹はいないが、むかし双子の女の子の片割れと付き合った
事があって姉妹喧嘩をあんな風にしていたな、と懐かしく
思い出したりもした。


*71.『胸騒ぎを鎮めろ』

一言で言うと、不気味な映画。
主人公の男はナンパした女の子とデートした時、
その女の子がサイフをすられたと勘違いする。
で、その犯人らしき男を追って尾行をするが・・・
というのが大まかな筋書き。
でもこの映画の魅力は、そこにはないのだろう。
それよりは東京という街を今の感覚がどう捉えたか
という事の様な気がする。そしてその不気味な目線。
正直、その不気味さは、まだ未熟で萌芽し切っていない
と思うが、これからどうなるかは楽しみ。


どちらの作品も自主映画ならでは「若さ」と「大胆さ」に
溢れている。それは時には無謀で稚拙だったりするのだが
逆に言うとそれゆえに貴重だったりもする。
あの「若さ」が本当に眩しい。