85.『太陽』 銀座シネパトス

IMAO2006-08-07

ソクーロフの映画に人なんて来ないだろう、
と高をくくっていたら、満席だったのでビックリした!
というか銀座シネパトスが満員なんて!
すいません、ソクーロフ&銀座シネパトス!
皆が観たい映画には人が集まる、当然の事です^^


で、映画なのですが、結構面白いです。
いや、「面白い」っていう言葉が適当なのかどうか
良く判らないのですが、やはりソクーロフ只ものではない!
って感じしました。
大体、昭和天皇についての映画を撮ろう!っていう試みを
しかもロシア人がする、っていう時点で確信犯です。
昭和天皇の事なんて日本人の僕でさえよー知らんのに
いくらフィクションとはいえ、よくここまで描いたと思います。
それにイッセー尾形を始めとする日本人にどうやって芝居
つけていったり、演出意図を説明していったのか?
そこいらへんすごーく興味があるんですけど。
もちろん、イッセー尾形良いですよ。もう乗り移ってました。
それに桃井かおりとかも一歩間違うとギャグになっちゃうと
思うんですが、皇后の役似合ってました。ウーム・・・・


あと、この映画は基本的には室内のシーンがほとんどなのだが、
イメージ的に東京大空襲のシーンがある。
これが昨今観たCG映像の中では一番オリジナリティー
感じたモノだった。やはり芸術家ですなソクーロフ
道具は使える人が使ってこそ!ですな。