103.『花よりもなほ』 早稲田松竹

IMAO2006-09-28

あー、早稲田松竹久しぶりだー。
ココは良く授業をさぼって来ましたが、館内に
是枝監督の直筆コメントが置いてあって、
同じ様な事が書いてあって苦笑してしまいました。
ま、僕は今も仕事サボって映画観てますけど^^


とまれ、映画の方はフツーに面白かったです。
この「フツーに」というのが結構クセもので、ある意味「是枝印」
の様なクセはなくなってしまった様な気もする。
要するにフィクションとドキュメンタリーの間を揺れ動いている
あの危うさが、この人の魅力でもあり、欠点でもあったと思う。
で、色々な実験を繰り返して結局行き着いた所は時代劇だった・・・
というのも何だか納得が行く様な行かない様な。
でもまあオリジナルの時代劇を作る、というのはある意味非常に
贅沢な事なので、これはコレで良いのでしょうか??
キャストも贅沢で良いのだが、ある意味「出し過ぎ」の様な印象も。
あまりにもたくさんのキャラが出過ぎていて、全体としてはちょっと
散らばってしまっている様な気もした。それはこの映画のポスター
とかにも現れている。だからお客さんの方もちょっと迷いが出て
しまうと思う。どういう映画か、一発で判りにくい。
ま、群像劇がやりたかったんでしょう。でももうちょい脚本の段階で
ストーリーラインを整理しておいた方が僕としては好みかもしれない。
でも田畑智子は好きだなー^^この娘の才能はやはり映画で
生かしてもらいたい。


で、映画館出たら、仕事で付き合いのある人とバッタリ遭遇!
うーん、映画館で映画観るってやっぱり辞められません。