2.『恋人たちの失われた革命』 東京都写真美術館ホール

IMAO2007-01-02

うーん・・・フィリップ・ガレルの新作なだけに期待して観に行ったのだが、なんかノレなかった。俺がダメなのかしらん?でもガレルの映画特有のワンフレームワンフレームの「強さ」が感じられなかったかなー。いや、ない訳じゃないんだけど、それが持続しないっていうか・・・それにやたらと長いし。何はともあれ正月休みという事もありそこそこの入り。ハスミ夫妻まで来ておりました。御大はこの映画どう斬るのでしょうか?

で、どうしても五月革命となると比較したくなるのがベルトルッチの『ドリーマーズ』。家に帰ってから昔録画したのを観直したのですが、初見の時より楽しめました。やっぱりベルトルッチだから欲が出ちゃって、初見の時はイマイチかなと思ったんだけど、普通の映画として良く出来とる。こんなシネフィル三昧の映画を撮って許されるのはベルトルッチとスコセッシくらいではないでしょうか?ルイ・ガレル五月革命の映画に二本も出れて幸福な俳優さんであります。