24.『黒の試走車』 WOWOW録画

IMAO2007-03-12

増村保造の映画を観ていて感心するのは、そのコストパフォーマンスの良さですね。要するに予算に応じた割り切った演出がなされていて、どの作品にも非常に職人的な匂いを感じる。それでいて面白くないか、というとそんな事はもちろんなくて、どれもちゃんと増村印の映画になっている。
そういう職人肌を持った増村が大映倒産後もテレビで生き残り、「赤いシリーズ」などを手がけたのも頷ける。何しろあの「スチュワーデス物語」だって彼がいなければ誕生しなかったし、今の韓国ドラマだって「赤いシリーズ」のパクリの匂いを感じるからね。そう考えると韓流ブームの源泉は増村って事になりますか!?