25.『松ケ根乱射事件』 テアトル新宿

IMAO2007-03-13

リンダリンダリンダ』はあの娘と一緒に観たから、もう二年前になりますか・・・・とか個人的な事情はさておいて^^確実に日本を代表する若手監督になりつつある山下敦弘の新作。決して好みじゃないけど、それも含めて面白い映画。
どの作品を観ても思うのは、この人はある意味完成されている、という事だ。「引き」の位置が何よりも映画なのだけれども、そのオフビートな笑いとリズムはもうこの人のオリジナルだ。この若さでそれは凄い事だし、もう素直にその才能を認めるしかないのだけれども、これから先一体どうなってしまうのだろう、と一抹の不安も感じたりして・・・・でも次回作の予告編をもうやっていたのだから余計な心配なんだね。次の映画は今一番カワイイ10代女優、夏帆ちゃん主演みたいだし、乞うご期待!今度はちゃんとカワイイ娘をカワイく撮ってね。いやー、だってコノ映画の川越美和には参りました。最初誰だか判らなかったよ。かつての美少女アイドルをああ演出するのは凄いんだけど、フツーは出来ないね。さすがの俺も爆笑しながらも、ちょっと心のどこかで引いてました^^でもあの芝居とか間の付け方とか相当監督の頭の中で完成されたイメージがないと出来ない事だと思う。新井浩文も平凡さと不気味さが同居していて素晴らしかったです。
どうでも良いのだけれど、この映画を観て『インディアン・ランナー』を思い出しました。いや、全然違う話だし、ノリも全然違うのだけれど、あの映画も地方都市で警官をやっている兄と、プータローの弟の話だった。でもあれは監督のショーン・ペンの二面性の話なんだけれどもね。コレもまた名作。