37.『ロッキー・ザ・ファイナル』 吉祥寺プラザ

IMAO2007-05-13

「自分を信じなくて何が人生だ!」なんてフツーは言えないね。何かを成し遂げる人というのは「信念」なんて軽い言葉では収まり切らない様な狂気を持っている。多分スタローンもそういう人なのだろう。じゃなくっちゃ、あんなにステロイドまみれの身体になってまでこのシリーズを撮らないでしょう。普通の人というのは自分を常に疑い、信じきれないからこそ「凡人」なのだ。
でも基本的には僕は「ロッキー」シリーズ肯定派ですよ。このシリーズはもうフィクションというよりスタローンのドキュメンタリーになってる。何しろほぼ30年前と同じカットが同じ様に撮られているのだけれど、変わっているのはスタローンだけ。そういう意味ではアントワーヌ・ドワネルものなんかより凄いかも?!
エンディングが素敵!あれを観ると如何にこの映画が多くの人々に勇気を与えてくれたのかが良く判る。あとつくづく思うのはビル・コンティの曲の強さね。この曲がなかったらロッキー・シリーズがこれだけの映画にならなかったのは確かだと思う。それにしても劇場内の男性率の高さといったら・・・