40.『スパイダーマン3』 T-JOY大泉

IMAO2007-05-11

よく頑張ってる。でもちょっと頑張りすぎかも・・・・色々な意味で。
演出が「足し算」になっちゃってると思う。特に敵役がスパイダーマンに対して3人というのはいくら何でもねー。かなり巧く纏めているけど、やっぱり無理がある。でも好きな部分もたくさんある。全てのキャラ総出演だったし、今まで脇役でしかなかった人たちもちゃんとフォローされてる。そういうのは全部観ているファンには堪えられないサービスでしょ。でもそれがちょっと仇になってる部分もある。サム・ライミの映画は省略と表象の巧さみたいな所があって、それはこのシリーズのオープニングを観ればよく判る。ああいう巧さが前の2作にはあったと思うのだが、今回はそういうスマートさがなかった。
でもサム・ライミは本当に良く映画勉強しているので安心感がある。派手な事やっている様でいて実はクラシックな演出だし。しばらく大作が続いたから、また『シンプル・プラン』みたいなのもやってくれないですかなー?