68.『SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ』 T-JOY大泉

IMAO2007-09-22

なんか良い評判を聞かないけど、面白いと思うけどな・・・
伊藤英明も嫌いじゃないし、木村佳乃は今まで観た中では一番まともな芝居してるし、(タバコは吸えてないけど)桃井かおりもかなり頑張ってる。栗田豊道のカメラだって、あのカラーは嫌いだけど、アメリカンな感じが作品に合ってる。セットも衣装も相当イケてる。そんでエンディングがあのサブちゃんに「じゃんご〜!」と絶唱されるちゃうと、ある種の爽快感はあるわな。まあよく日本映画でコレだけやったよ。
何しろ今まで「職人監督」として予算も納期も外さなかった三池崇史が、オリジナル脚本を書き、撮影期間も延長した作品です。気合の入り方が違う。でもこの作品の最大の欠点は「誰が主役なのか判らん・・・!?」って事です。いや伊藤英明良いんだけど・・・伊勢谷友介の方がカッコ良いんだもん。三池崇史もそういう風に撮っちゃってるっていうのもあるけど、ホントにこの伊勢谷って人は、ちゃんと殺陣も出来て、色気もあって、英語の発音も良くて、芸大出身で、監督もやって、しかもモテまくって・・・と久しぶりに「映画スター」な人でんな。正直男の敵だけど^^
でもキワモノ映画で終るのかなー。少なくとも女の子は観ないかもね。公式サイトにある香川照之の書いたレポートが面白いです。