76.『パンズ・ラビリンス』 BAUSシアター

IMAO2007-12-24

長ーい呪縛の様な仕事から次第に解放されつつありますが・・・映画館で映画を観るのは約一ヶ月ぶり!?しかもイブでおっさん一人?!でも、良い映画ではないでしょうか?
感心したのは「感覚」の捉え方。優れた映画作家というのは映像と音で人間の五感を再現しますね。本当に映画観ていて、そういう人の映画って痛かったり、寒くなったりします。才能ない人の映画だと別に意味で「イタくて」「サムい」場合もありますが・・・
この作家は映像表現とかそのテクニックで語られる事が多いでしょうが、(もちろんそれはそれで一級品なのだが)彼の本当の才能はそういう「五感の再現能力」にあるのでは、と思いながらこの作品を観ていました。