7.『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

IMAO2008-01-28

「血」と「刃物」はティム・バートンの世界の必需品だ。彼の世界では、血は水筒の水よりも重要で、刃物は闇夜を照らす懐中電灯の様なモノだ。その二つの神器を持たぬ者はティム・バートンの世界を渡り歩く資格はない。だからこそ大量の血も、刃物を使った殺人シーンも決してカットされる事はない。この映画ではそれこそがティム・バートンが見せたかったモノなのだ。そうした「毒」なくして彼の世界を味わいたいなら、ディズニーランドに行くしかない。そこにはちゃんと毒気を抜かれたティム・バートン、グッズが置いてある。