8.『人のセックスを笑うな』 シネセゾン渋谷

IMAO2008-01-29

皆「人のセックス」については知りたい様で満員。だがこの映画にはセックスシーンはない。「事前」と「事後」しか描かれない。それはそれで潔いと思う。
でも期待していたよりは面白くない。長すぎる。そう感じるのはやはりワンシーン、ワンシーンにそれだけの強度がないからだろう。でももちろん良い所もある。特に蒼井優。今まで観た中で最高に可愛く魅力的。あと、永作は確かに魅力はあるが、ある意味リアルすぎる。帰ってきてからいきなり服を脱ぎ始める仕草とか、判るけどあまり見たくない「日常」ではある。そんなモノは毎日見とるよ、というオッさん達には辛いだろう。でも監督はそれこそが描きたかったのかもしれない。本当の女の可愛さを描きたかったのだろうし、その気持ちも判るが、男も女もある程度歳をとったら、キチンとしないと余計に見苦しかったりする、というのも事実。蒼井優がいくらだらしなくてもカワイイけど、自分の奥さんや旦那さんがだらしなかったらやっぱりウンザリするでしょう?
まあそれだけに惜しい映画だと思う。とにかく次回作に期待。あー、でもこの映画みたいに恋愛についてダラダラと悩んでみたいモノである。歳とってくると即決しなくてはいけない事が多くなってくるからね^^