33.『CONTROL コントロール』 シネマライズ

IMAO2008-03-17

すいません!前にも書いたと思いますが僕はロック音痴です。青年期にジャズとか聴いていたスカした奴だったので、青春の必需品ロック魂が欠如しています。それでもこの映画を観た後、劇場ですかさずサントラを購入したのだから、この映画は良く出来ているのでしょう。気に入りました。
夭折という言葉がこんなにも似合う人物もいないだろう。イギリスのロックバンド、ジョイ・デヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスの伝記映画。監督はニルヴァーナU2のPVを撮ってきた奇才アントン・コーヴィン。普通PV出身の監督というと技巧に走りがちと思われますが、非常にオーソドックスな演出です。特にこの主人公を演じたサム・ラリー素晴らしいですね。癲癇持ちという設定ですが、歌っている仕草もまさに発作ぎりぎりのテンション。それとその妻を演ずるサマンサ・モートンも何もそんなに太らなくても!?という位役作りしてきてます。あー、俺にもっとロック魂があったら泣いているね。