56.『パリ、恋人たちの2日間』 恵比寿ガーデンシネマ

IMAO2008-06-24

カノジョがいるとします。その女の子が昔どんな男と付き合ってたか、そういう事って気になりませんか?僕は気になる・・・良い歳して、表面的には気にしてないフリしてても、本当は聞きたくて仕方がないのが男のホンネ。ほんと男ってケチで詰らない生き物なのですぞ、世の婦女子の皆様・・・でもコレはそういう男の下らない部分も含めて全て判ってきて、それでも尚男達が愛おしくて仕方のない大人の女が撮った映画であります。
ジュリー・デルピー、この女優さんは僕の世代からするとやはり何と言っても『汚れた血』のリーズです。もうこの人の可愛さといったら人間ではなくて妖精でした。実際『汚れた血』の中でもドニ・ラヴァン演ずる主人公が「バイクに乗った天使」と言っています。でもどんなにカワイイ女の子も歳をとります。天使もオバサンになりましたが、そこはさすがフランス人、しかも世界的女優さんだから、「只歳をとっただけ」ではすまされない大人の味わいがあります。その証拠がこの映画だとするならば、歳取るのも決して悪い事ではないですな。でもやっぱり若い娘も気になるけど・・・
余談ですが、ジュリー・デルピーの実父と実母がそのまんまの役で出演していたりするのも楽しめます。競演のアダム・ゴールドバーグ良い役者ですね。この人自身もかなりクリエイティブには長けている人らしく監督もするらしい。作品観てみたいです。