2006-01-01から1年間の記事一覧

98.『マルチュク青春通り』 WOWOW

いやー、学園モノ、青春モノかと思って観ていたら 『タクシードライバー』まで盛り込んで、最後には カンフーで締める、って韓国映画のサービス精神 には見習うべき所がたくさんありますなー^^ しかもその全てが充分に見応えあるパーツになってます。クォ…

97.『マイアミ・バイス』 吉祥寺東亜興行

コリン・ファレルって『マイノリティ・リポート』 (の脇役)以外ではあまり好きな感じになれなかった 人なのですが、これは良い!っていうか、 この位の役が似合ってます。 要するに、ひたすらB級、テレビ拡張版みたいな ノリが全開のこの映画ですが、いつ…

96.『グエムル 漢江の怪物』 T-JOY大泉

この映画も転ぶシーンが炸裂しますね。 何しろこの怪物そのものがよくコケる^^ それから例によって跳び蹴りもありました。 ポン・ジュノのおなじみの役者達が総出演です。 そして、面白い・・・・スゲー奴・・・・ ポン・ジュノの映画はいつも少しだけ位相…

(再)『近松物語』 NHK-BS2

いきなりまた質問です。 うまく転ぶ事って出来ますか? 受け身が出来る、とかじゃなくて、 いかにも偶然、何の前触れもなく転ぶ。 人間は子供の時から転ばない様にしようと してますから、いきなり「転べ!」と言われても なかなか難しいものです。 何が言い…

93.『マッチポイント』 恵比寿ガーデンシネマ

まず質問です。 実際の生活の中で以下の様な事って 本当に経験した事ってあります? ・映画館で映画観ながらおしゃべり ・雨の中、屋外でエッチ ・目隠しプレイ(プレイの内容はご想像におまかせ) ・猟銃で人殺し えーっと、僕の場合は「目隠しプレイ」くら…

92.『深海 Blue Cha-Cha』 新宿武蔵野館

この映画のパンフレットにはケン・ローチが コメントを寄せている。僕の駄文なんかよりも この映画の事を巧く語ってくれるでしょう。 「この映画をラブストーリーとしてまとめてしまうのは、 余りにも決まりきったやり方だ。 この作品は人間関係を描いた映画…

91.『鯨神』 日本映画専門チャンネル録画

いやー、遂に観れました、幻の映画『鯨神』! 田中徳三×勝新太郎作品としては中々観れなかった のですが、日本映画専門チャンネルやってくれますね。 「私の好きな日本映画」という枠でやった映画なのですが、 これを選んだのが元YMOのあの高橋幸宏です?! …

90.『水の花』 ユーロスペース

全体的にはかなり荒削りな映画なんですが、 一カ所、目も醒める様な美しいシーンがあって、 そこが観れただけでも満足。 って、寝てたのか、俺?! ちなみにこの映画で妹役をやっていた 小野ひまわりちゃんは多分天才かも・・・

88.『ダニー・ザ・ドッグ』他

■88.『ダニー・ザ・ドッグ』 WOWOW これはリュック・ベッソン式『野性の少年』ですね^^ トリュフォーだとあれだけ崇高なテーマですが、 ベッソンにかかると、ほどよく下品なアクション映画になる。 でもさすがキャスティングは絶妙です。っていうか多分 そ…

87.『ハチミツとクローバー』 ユナイテッド・シネマとしまえん

好きか嫌いか?と言われたら、 どちらでもない、としか言いようがないし、 原作漫画3巻までしか読んでいない僕が言っても 説得力ないけど、完成度は高い方だと思う。 何しろ初監督作品で、これだけのキャストと完成度 のモノを作る、というのは才能がないと…

86.『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』 

えーと、今更ながらWOWOWで観ました。 いやー、ひたすらショーン・ペンですね! こんなに貧乏ったらしいショーン・ペン! こんなに格好わるいショーン・ペン! こんなに卑屈なショーン・ペン! こんなに腹の出ているショーン・ペン! もう虐めて虐めて虐めて…

85.『太陽』 銀座シネパトス

ソクーロフの映画に人なんて来ないだろう、 と高をくくっていたら、満席だったのでビックリした! というか銀座シネパトスが満員なんて! すいません、ソクーロフ&銀座シネパトス! 皆が観たい映画には人が集まる、当然の事です^^ で、映画なのですが、結…

84.『豚と軍艦』 新文芸坐

同時上映の『赤い殺意』をスクリーンで観たくて この『豚と軍艦』も見たのだが、 本当に、本当に素晴らしかった。 いつの時代にも青年と少女の物語は語られる。 この映画は今村版『理由なき反抗』であり、『灰とダイヤモンド』だ、 と恥ずかしい位ありきたり…

(再)『こわれゆく女』 DVD

ちょいと思う所あって観直した。 久しぶりだったのですが、やはりスゴかったです。 後半、病院から帰ってきた妻のジーナ・ローランズ に向って、旦那のピーター・フォークが 「お前らしく振る舞え!」と言うシーン。 このシーンは暗い階段で行われていて、 …

81.『ヒポクラテスたち』 日本映画専門チャンネル

大森一樹って何本観てるでしょうか? まあ、何本かは観てるのですが、これは初見。 しかも出だし10分は観逃してます。スンマセン・・・・ でもこれは良かったです。 若々しく、青臭く、本音も見えて、力強い。 こういう作品ってある作家の初期作品にしかあ…

(再)トリュフォー・オールナイト3 新文芸坐

『あこがれ』、『終電車』、『隣の女』、 『日曜日が待ち遠しい!』・・・ いやー、どれも何度も観てますがが、 これからも機会ある度に観たい作品。 久しぶりに大スクリーンで観て、その事を大確認! こんなに美しい映画達があるのに、他に何を観ろ、という…

80.『M:i:III』 T-JOY大泉

「映画の顔」とでもいうべき人がいます。 その人が出ているだけで、作品が「映画」 になっちゃう様な人。 まあ平たく言えば「スター」ですが、 最近はスターシステムが完全に崩壊してしまって、 そう呼べる人は本当に少なくなりました。 敢えて言うならクリ…

78.『ゆれる』 アミューズCQN

西川美和の前作『蛇イチゴ』は未見だが、 この映画を観ただけで、西川が素晴らしい構成力と観察眼 の持ち主である事が判った。 オダギリジョー演じる早川猛はファッションカメラマンとして 東京でそこそこ成功している。小さいながらも事務所を構え、 人を雇…

76.『ラブ☆コン』 銀座シネパトス

原作は未読だし、藤澤恵麻のファン^^、 という事もあって観に行ったのだが、悪くないです。 ま、ギャグも滑ってるし、結構大雑把な脚本ですが、 少なくとも銀座シネパトスの電車の音が気にならない 程度には面白かったです。 背が高いのがコンプレックスの…

74.『ローズ・イン・タイドランド』 恵比寿ガーデンプレイス

どうした、テリー・ギリアム?? 何かワンカット目からノレなかったぞ? 良い意味で狂ってないぞ? いや、本当に狂っているのかも?? それだったらシャレにならんですけど・・・

73.『日本沈没』 T-JOY大泉

いやー、本家本元『日本沈没』から33年ですか・・・ そりゃ、俺もオジさんと言われても仕方ないですな。 ま、それはともかく結構大作感ありますね。 何しろあの平成ガメラシリーズ、 そしてエヴァンゲリオン・シリーズと 日本を破壊させたら日本一!の樋口真…

72.『HOUSE ハウス』 日本映画専門チャンネル録画

自主映画繋がりという訳ではないのですが、 録画してあったこの『HAUSE』です。 一応、大林宣彦ファンのつもりでしたが、 この『HOUSE』は初見です。 しかし、今更ながら大林宣彦の才能に当てられました。 これ子供の時観てたら、絶対に熱出しますね^^ 日…

ぴあ・フィルムフェスティバル 渋谷東急

知り合いが出ている事もあって、 何年かぶりに『ぴあ・フィルムフェスティバル』に。 http://www.pia.co.jp/pff/festival/28th/index.html *70.『Catchball With ニコル』この作品の一番の魅力はやはり脚本の構成力でしょう。 上映後のティーチインで脚本家…

68.『女は二度生まれる』他

*68.『女は二度生まれる』 日本映画専門チャンネル録画 いやー、すっかり若尾文子に参ってます^^ この人の色気というより妖気とでもいうべきフェロモンは 今の女優さんの誰にも出せない凄みがあります。 あと、この映画の山村聡も小津映画や成瀬映画の中…

67.『初恋』 バウスシアター

前半はリズムが掴み切れてない感じがした。 後半、やっと映画のリズムっぽくなってきた。 全体としてみると失敗作だと僕は思う。でも良い所もあると思います。 特にこれは映画そのもの、というよりは 宮崎あおいの今の魅力、という事なのかもしれないけど。 …

66.『デス・ノート前編』 TOHOシネマズ府中

えーと、製作陣に直接の知り合いが多すぎです^^関係者の皆様、ご苦労さまです!! 感想は直接に^^

(再)トリュフォー・オールナイト1  新文芸坐

ドワネルものを連続上映で観れる、 というのも結構贅沢な試みであります。 どれも何回も観ているのだが、こうして全部 連続してみると、やはり希有なシリーズだな、と思う。 特に最後に「逃げ去る恋」まで観ると、その思いは確信となる。 それにしてもトリュ…

65.『キングス&クィーン』 イメージ・フォーラム

待望のデプレシャンの新作だが・・・ うーむ、ちょっと迷いの季節って感じがします。 もちろん詰まらい訳ではないのだが、ちょっと色々な事が うまくかみ合ってない感じがしました。 でも、デプレシャンのミューズ、エマニュエル・ドゥヴォス スゴい迫力です…

64.『お嬢さんに乾杯』 NHK-BS2

木下恵介の初期作品。 僕は木下恵介に疎くて、これがほぼ初見の作品 だと思うのだが、結構面白かったです。 「気負い」や「意気込み」も感じると同時に 初々しさも感じられる一本。 木下恵介の才能もさる事ながら、この映画の原節子! あの原節子の転ぶシー…

63.『春の日のクマは好きですか?』シアターN

良い映画を観た後は、自転車のペダルが軽い。 キュートで可愛くて、愛おしい ロマンティック・コメディー。 ペ・ドゥナ演じるヒョンチェは大型スーパーに勤める ちょっと冴えない女の子。 彼女はある日、三流小説家の父親に頼まれて図書館 から画集を借りて…